スーツの正しい裾の長さとは?
皆様、こんにちは。
スーツ購入時にほぼ必ず行うのがパンツの裾の長さのお直しです。そして裾の長さは見栄えの上で非常に重要なのですが、日本人はパンツの裾が長すぎることがとても多いと思います。サラリーマンというと、スーツがくたびれた印象やイメージがあるのも、裾が長すぎることが大きな要因の1つなんじゃないかと感じています。
正しい裾の長さは、裾が靴に少しだけ乗っかりわずかにたるみが出る「ワンブレイク」の状態です。
店員さんに「ワンブレイクで」と伝えると、大概長くなりすぎてしまうので、自分でチェックが必要です。靴を履いていない状態で裾が踵側の床につくかつかないか程度だと間違いないかと経験上思います。
また、ビジネスにおいては、裾を折り返す「ダブル」とし、幅は4〜4.5cmが適正です。背の高い方やクラシックよりのスタイルが好きな方は4.5cmが良いかと思います。
ダブルの誕生には諸説ありますが、19世紀にある紳士が雨の日にスーツを着ていて、泥除けのため折り返したことが、起源と言われています。もちろんタキシードなど、正装はシングルですが、ビジネスではダブルが基本となります。あまりにもピタピタすぎるものやモードに寄りすぎているものも、ビジネスシーンにおいてはアンマッチとなります。